Stelvio Cipriani 映画音楽作曲コンクール
Artes Italia協会は、ブダペストの Classics Management と協力して、第一回「Stelvio Cipriani 映画音楽作曲コンクール」を開催します。
このコンクールは、Cipriani 家の支援とIl Trittico Arte Rome の協力により、「Anonimo Veneziano」等の映画の音楽で有名な作曲家の名前で実施されます。James Cameron や Dino Risi といった映画監督の協力もあります。 Cipriani は、その音楽は Quentin Tarantino 等の監督にも選ばれ、Ennio Morricone、Riz Ortolani、Nino Rota とともに、映画音楽で最も成功したイタリアの作曲家の1人と見なされています。
このコンクールは、参加者がキャリアを積むための機会となることを目的としており、ヨーロッパとアメリカの権威ある審査員により審査されるとともに、賞金も提供します。審査員には、Ennio の息子であり、父親同様、オスカー受賞作品「Nuovo Cinema Paradiso」を含む多くの演劇の作曲家である M° Andrea Morricone も含まれています。
このコンクールのパートナーには、ハンガリーのブダペストにある国際的なアーティストエージェンシーである Classics Management も含まれます。ハンガリーは、最先端のスタジオ、資格のあるクルー、そして急速に成長している市場の存在により、近年多くのハリウッド映画製作者を魅了しています。過去数年間にブダペストで撮影された映画としては、Black Widow (2021)、Gemini Man (2019)、Robin Hood (2018)、Blade Runner 2049 (2017)、Inferno (2016)、The Martian (2015) 等があります。また、最近の多くの Netflix 作品も撮影されています。
コンクールは、エリミナトリー、セミファイナル、ファイナルの3つの主要なステージで構成されています。
エリミナトリーステージ – 2021年6月30日から2022年1月31日まで
この段階では、参加者によって書かれたオリジナル作品の審査があります。
セミファイナル – 2022年1月31日から4月1日まで
セミファイナルでは、Appendix A にあるリストから1つのシーンを選び、そのサウンドトラックとして作曲された作品が審査されます。
ファイナル – 2022年4月1日から5月1日まで
ファイナルでは、Appendix B にあるリストから1つのシーンを選び、そのサウンドトラックとして作曲された作品が審査されます。
ルール
資格と参加
- 国籍や居住地を問わず、作曲家は参加する資格があります。
- 年齢制限はありません。また、あらゆる性別の作曲家に開かれています。
- 各参加者は、最大3つまで応募できます。
- 参加するには、参加者はオンライン申し込みフォームに記入し、2021年6月30日から2022年1月31日までの間に必要な書類を提出する必要があります。
- 参加費45ユーロを支払う必要があります。
- 申し込み開始は、2021年6月30日です。
- セミファイナルに進んだ場合、105ユーロの参加費を支払う必要があります。
コンクールの流れ
- コンクールは、エリミナトリー、セミファイナル、ファイナルの3つのステージで構成されています。
- エリミナトリー段階では、参加者は、一つの作品を提出する必要があります。アンサンブルの種類、電子機器の使用の有無は問いません。既に公開されている作品でも構いません。
- セミファイナルとファイナルのステージに選出した作曲家は、「セミファイナリスト」と「ファイナリスト」(下記の Appendix A と Appendix B を参照) にリストされているビデオからそれぞれ一つ選び、そのビデオのサウンドトラックとして作曲した作品を提出する必要があります。
- セミファイナルに選ばれた参加者の名前は、2022年2月15日までに発表されます。
- ファイナルに選ばれた参加者の名前は、2022年4月15日までに発表されます。
- 最優秀賞と特別賞の受賞者は、2022年5月10日までに発表されます。
エリミナトリーステージに提出される作品の詳細
- あらゆる種類の作品が認められます。アコースティック、電子音楽、交響曲、室内楽、歌等。
- 作曲家は、音源、または音源とビデオを提出できます。音源とビデオが提出された場合、音楽のみが審査されます。
- 提出された音源やビデオはストリーミングで視聴できるようにして下さい。 どのプラットフォームでも構いませんが (Soundcloud、Spotify、YouTube、Vimeo 等)、審査員が制限なくアクセスできる必要があります。
セミファイナルとファイナルに提出される作品の詳細
- あらゆる種類の作品が認められます:アコースティック、電子音楽、交響曲、室内楽、歌等。
- 作品の形式は問いません。コンテンツが参加者の所有物である限り、いかなるDAWを使用しても構いません。サンプルベースのモックアップ、ライブ演奏の録音、またMIDIの使用もできます。
- セミファイナルおよびファイナルでは、作曲家は、選択したビデオと作品を同期する必要があります。ビデオをダウンロードし、参加者側で編集したものをアップロードする方法と、選択したビデオと同じ長さのオーディオファイルを提出する方法があります。後者の場合、主催者側によって同期されます。
- 作曲家が自分で音楽を同期することを決定した場合、アップロードされたビデオはストリーミングで視聴できるようにして下さい。
- 審査はオーディオ/ビデオで行われるため、スコアを提出する必要はありません。
- 作品の一部を使用することも可能です。その作品の全部または一部が既に公開されていても構いません。
審査
- 以下の審査員によって審査されます。
- Andrea Morricone、作曲家(ローマ)
- Peter Bishai、監督(ニューヨーク)
- Angelo Bozzolino、監督(ローマ)
- Luigi Porto、作曲家(ニューヨーク)
- Ian Robbins、ミュージシャン(ロサンゼルス)
- Dimitri Scarlato、作曲家(ロンドン)
賞金
- コンクールの最優秀賞受賞者には、1000ユーロの賞金と、000ユーロ相当の、フィレンツェの金細工職人が手作りした金メダル「Stelvio Cipriani Prize」が贈られます (証明書も発行されます)。 コンクールの最優秀賞受賞者は、ローマでの特別な授賞式に招待されます。
- ファイナルに選出された作曲家には、500ユーロの助成金が贈られ、また、参加費が返還されます。
- セミファイナルに選出された作曲家には、公式の証書が贈られます。
著作権
- 申込書を提出することによって、参加者、出場者が写真およびオーディオ/ビデオを、ラジオ、テレビ、その他のメディア (インターネット等) で使用することを承諾したことになります。
- 提出された作品の所有権は元の所有者のままですが、主催者側は、コンクールの宣伝のために作品を使用することができます。
最終規定
- 参加費は、コンクールがキャンセルになった場合を除き、返金されません。
- 参加者は、参加することにより、コンクールの規則に同意したと看做されます。
- 係争の際には、フィレンツェのプラートの裁判所のみが管轄権を有します。
Appendix A – セミファイナル用のビデオ (参加者は以下のリストから1つを選択する必要があります)。 セミファイナルに進んだ参加者は、ビデオのダウンロードが可能になります。
- Angelo Bozzolino による「Il carattere italiano」からの抜粋
- Costantino Maiani による「Il domani di Laura」からの抜粋
- Peter Bishai による「Rapid Eye Movement」からの抜粋
- Ashish Pant による「Uljhan」からの抜粋
Appendix B – ファイナル用のビデオ (参加者は、以下のリストから1つを選択する)。 ファイナルに進んだ参加者は、タイトルをクリックしてビデオのダウンロードが可能になります。
- Angelo Bozzolino による「Il carattere italiano」から
- Angelo Bozzolinoによる「Il carattere italiano」から
- Costantino Maiani による「Il domani di Laura」から
- Costantino Maiani による「Il domani di Laura」から
- Peter Bishai による「Rapid Eye Movement」から
- Peter Bishai による「Rapid Eye Movement」から
- Ashish Pant の「Uljhan」から
Cipriani Competition
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